チェコの日本語教室から

このコーナーでは、チェコ各地で行われている日本語授業の様子をレポートします!

6.1  Gymnasíum Jížní Město ギムナジウム イージニー ムニェスト (初・中級コース)

ギムナジウム・イージニー・ムニェストでは、ニュージーランドのヒルクレスト・ハイスクルとビデオレター交換のために、紹介ビデオを作りました。

自己紹介と他己紹介をそれぞれ自分で考えて、練習し、ビデオ撮影、教師がそれを編集してYOUTUBEにアップロードしました。

授業のプロセスとしては、以下のようにおこないました。

学習者: 14歳から18歳  2組

学習歴: 1, 2年目の生徒      Nです。動詞-ます形、辞書形 形容詞

3年目の生徒    動詞-テ形、タ形、ナイ形 まで

1. 今まで習った文法で、自己紹介の文を作る。(1コマ)

知らない言葉や、わからない表現は授業中に教師に聞いたり、タブレットに入っているインターネット辞書で調べたり、お互いに聞きあったりしました。授業中に終わらなかった人は自分で家に帰って、言葉を調べて作りました。

2. ビデオカメラの前で、発表してみる。(2コマ)

始めはカメラを恥ずかしがっていましたが、何回か練習するうちに、カメラに慣れてきて、3年目の学習者グループは自己紹介ではなく他己紹介をすることにしました。「ツンデレ」「ヤンデレ」などオタク用語辞典で見つけた言葉をつかって、お互いを紹介する文を考えました。まだ学習していない文型も使わなければならない場合もありましたが、それはそれとして、「難しいです」といいながら暗記して発表しました。(「喜ばせる」という文)

3. 編集前のビデオを一緒に見て、いいところ、悪いところを(チェコ語で)話し、文章を考え直す。(1コマ)

その後教師が編集したビデオを見て、次は学校紹介のビデオを作ることにする。(一部撮影済み)

4. 授業を終わって

導入からビデオ撮りまでは、4回の授業(一回は90分)生徒は、大変面白かったようです。ピアラーニングが自然に進められました。少し習得の遅い生徒に対して、他の生徒が助言したり、一緒に練習したりが自然にできました。教師はカメラを準備しただけなので、いつもの授業よりもかなり楽でした。

4コマ目の授業、ビデオ鑑賞の後で、「では、またいつものように文法や言葉の勉強しましょう」と授業を切り替えたとき、気持ちが改まって、学習意欲が高まっていたと感じられました。

ギムナジウムでは、一年間の成績を一人一人に文章で提示するので、どんな事ができるかが具体的にわかるビデオでの提示は、私立学校である学校側には喜ばれました。チェコの生徒のビデオを見たニュージーランドの生徒(11年生・14, 15歳)も自分で工夫し各自で作ることになったそうです。

公開ビデオではありますが、リストには載せていないので、URLを知っている人以外の人が見る可能性は大変少ないと思いますから、使っている音楽の著作権やプライバシーの問題はないと思いますが、学校側では、生徒の影像を学校のHPに掲載公開する可能性があることについて、すでに入学時に生徒と保護者に了解をとっているとのことでした。

以下はビデオのURLです。学校紹介の映像も撮影、編集してありますが、始まりの部分の影像がまだなので、2014年9月の学期が始まって、生徒が自分で制作するのを待つことにしました。

https://www.youtube.com/watch? v=znC9tcuiiKs&feature=em- upload_owner

https://www.youtube.com/watch? v=DCkg659L0W4

https://www.youtube.com/watch? v=h5MWUM4qYqo&feature=em- upload_owner

6. Gymnasíum Jížní Město ギムナジウム イージニー ムニェスト (初・中級コース)

機関について:私立中等教育機関  6年制(13歳から19歳まで)

コースについて:2012年9月から2013年6月まで

2つのコース    3つのレベル   いずれも自由選択の第3外国語

第一のクラスは、日本語で卒業試験を受ける人のための授業。目標はCEFR B2レベル。第二のクラスは、0初心者と、日本語2年目の生徒の複式学級。自由選択の第3外国語目標はCEFRのA1とA2レベル

クラスと学習者について:

第一のクラスの受講者は2人。2人とも9ヶ月間の日本高校留学体験者。19歳。授業への出席は特に義務ではない、家で卒業試験の資料を準備することもできます。授業では、家で準備したテキストを読んだり、自分の知っている内容について話し合ったりしました。後半には、日本人留学生にも参加してもらい、発表の練習をしました。卒業試験は口頭試験で、日本文化について25のトピックを準備し、そのうちの選ばれた一つについて15分間発表、その後日本語での質問に答えなければなりません。日本の歴史や、文化についての知識、語彙が求められています。

第二のクラスは、ゼロ初心者5人、2年目の生徒8人の全部で13人、年齢は13歳から18歳までです。この年齢では、学習能力にかなりの差があるので、クラスを3グループに分けて教えています。ビンゴなどのゲームや、カードを使った発話のドリル練習は、できるだけクラス全体で行い、ロールプレイ、フローチャートによる作文シートや練習問題をたくさん準備して、一つのグループに説明しているときには、他のグループは、何か別の活動ができるよう授業の準備をしています。1週間に一回の授業ですから、「先週の続き」は、忘れてしまうので、その授業内で終わることができる教材を準備しています。

ある日の授業:卒業試験

卒業試験は5月の半ばに行われ、最終学年の受験生は国の統一筆記試験の後、それぞれが選択した教科の口答試験を受けました。試験は公開されているので、誰でも見に来る事ができるため、会場には、友人が「応援」にきました。エキゾチックな言語が私立高校としての特徴になるため、日本で手に入れた浴衣を着て試験に臨むことが許されました。9ヶ月間日本で生活してきた学生なので、かなり流暢に話せましたが、丁寧な話し方を練習していたにもかかわらず、ついカジュアルな言葉が出てしまいました。

卒業試験の写真  http://www.gjm.cz/gallery/maturita-z-japonstiny

日本文化紹介「お茶」

「エリンが挑戦 日本語できます」を使っての「やってみようー茶道」を見た後、実際に和菓子と抹茶を体験した。ござの上に座って、お辞儀をしたり、お茶をいただいたり、茶せんでお茶をあわ立てたり。「お砂糖なしでお茶を飲んだ事がない」という生徒は、「苦い」と聞いて、こわごわとお茶を飲んでいました。和三本のかわいいお菓子を口の中に入れ、薬を飲むような顔つきでしたが、思ったより苦くなく、「うーん。おいしいです」。その日は、日本人高校留学生なな子さんをクラスに迎えました。(2013年9月8日掲載)

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5. チェコ日本友好協会(初・中級コース)

コースの目標: 中級への導入として、初級学習項目を活用し、話すことや書く事などの産出能力の向上を目指し、4技能全般において基礎を固めていく。
クラスの雰囲気:高校生から社会人という年齢差の幅があるが、年齢差があってこそ分かち合える知識が飛び交う、ユーモアあふれる明るい雰囲気。
学生について:会話能力はあるが大人しい人、会話能力ではやや劣るが、あらゆるストラテジーを使って表現しきる人、読み書きのほうが得意な人など、各人得意とする分野が異なる集まりだが、その分、教師対学習者と同等の学習者間での相互習得も大きい。
ある日の授業:授業最初15分をN4,5レベルの漢字学習に当て、「中級へ行こう」を主に使用して、テーマごとにディスカッション。その後、文法、語彙、聴解、読解を学習後、短作文を書いて提出、、スピーチ発表の流れ。(2013年6月30日掲載)

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4.チェコ日本友好協会(中・上級会話コース)

コースの目標:自然な日本語で交流できるようになること。
クラスの雰囲気:おとなしく穏やかな受講生が多いが、テーマによっては授業時間が過ぎても話が終わらなかったり、次の授業で自然と話の続きが始まる場合もある。一見クールだが情熱的。
学生について:大学生と社会人。日本でホームステイをしたり、会社での研修をした人も数人いる。
ある日の授業:主に社会言語能力の向上に重点を置き、文化理解を深めつつ、ディスカッション、ロールプレイ、(部分的)映画鑑賞、スピーチなどさまざまな活動を行っています。
(2013年6月30日掲載)
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 3. 株式会社ティラド・チェコ (初級日本語)
コースの目標:会社内にいる日本人や、取引先の日本人、または日本への出張の際、日本語での交流ができるようになること。
 クラスの雰囲気:学習した文型を使っての例文作りやロールプレイなどにおいては、社会人らしいブラックユーモアいっぱいのシニカルな内容を埋め込むなど、いつも笑いが耐えず、とても楽しい授業です。
 学生について:受講生3人は授業以外でも、仕事の後でいっしょに復習をしたりする仲のよい集まりです。
 ある日の授業:現時点では初級レベルの4技能の基盤を固めつつ、日本人の特色ある行動やよく耳にするフレーズなど、生の教材も豊富に使いながら、文化理解も深めていくようにしています。(2013年6月25日掲載)
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2. シレジアギムナジウム言語教育センター

コースの目標:日本や日本語に興味のある学生が集まって、日本語の習得を進める。
クラスの雰囲気:和気あいあいとした雰囲気です。
学生について:日本や日本語に興味を持っている高校生、大学生、大学院生などが参加しています。
ある日の授業:初級と中級に分かれて授業を行っています。初級の教科書を終えた学生を対象に行ったこの日の授業では、前半は「は」と「が」の使い方の違いをおさらいした後、日本語を使ったゲームをしました。後半は日本語能力試験の問題集から聴解試験を取り上げ、実際に問題を解きました。(2013年6月18日掲載)

日本語教室があるシレジア大学

日本語教室があるシレジア大学

聴解授業の様子

聴解授業の様子

1. プラハ6区の現地小学校(ゲームでにほんご)

コースの目標:楽しいゲームや歌を通して異文化理解を深めつつ、日本語の基本を学習する。
クラスの雰囲気:明るく活発
学生について:プラハ6区の現地小学校2年生から5年生まで
ある日の授業:簡単な会話を通して新しい言葉を学習し、ゲームでのひらがな学習、歌を通して発音や拍の学習をしてきました。写真では、背中に濁音つきのひらがなを書いて前へ回していき、いちばん前の生徒が黒板に書くというゲームをしているのと、文化理解として「おにぎり」をとりあげ、「おむすびころりん」の読み聞かせ、日本独特の「お弁当」について講義をし、実際おにぎりを作って食べたり、家族に持って帰ったりしました。(2013年6月18日掲載)

   ひらがなを覚える

教科書を使ってひらがなを導入

ひらがなゲーム

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おにぎり作りに挑戦

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みんなでいただきます!

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日本語能力試験 (JLPT) 2016

日本語能力試験(JLPT)は、下記のように実施されます。

日時 2016年12月4日(日)
場所 ブルノ メンデル大学 (Mendelově univerzitě v Brně)

受験料 700Kc

今年から、申し込みはすべてオンラインで行うことになりました。

申し込み用のリンクはjlpt.czです。

申し込みの締め切りは2016年9月30日です。

多くの皆さんの挑戦をお待ちしています。