チェコ日本語教師会が中心になって、これまでに開発した日本語教材をご紹介します。
ひらがなやカタカナなどの文字を、音、字形、絵のイメージなどから連想させることによって、短期間のうちに覚えられるように工夫した記憶術を連想法(アソシエーション法)といいます。
チェコ日本語教師会では、チェコの学習者のために、連想法を使った日本語教材『絵で覚えるひらがな Obrázková HIRAGANA』と『絵で覚えるカタカナ Obrázková KATAKANA』を出版しました。
『絵で覚えるひらがな Obrázková HIRAGANA』(2007年)
例えば、「く」という文字を導入するときに、上の絵のように、日本語の「く」の音に近い音を語頭に持つ「kukačka」(意味はカッコウ)の絵を見せながら、日本語の「く」の音を聞かせます。聞いた人の頭の中で、「kukačka」の語頭の音とカッコウの絵のくちばしの部分の「く」の字が一致するようになれば、無理なくその文字を記憶することができるというわけです。この教材には、「あ」から「ん」までの導入ページと、楽しく学べる練習問題が付いています。
『絵で覚えるカタカナ Obrázková KATAKANA』(2010年)
カタカナ編もひらがな編と同様に、「ア」から「ン」までの導入ページに続いて、練習問題が付いています。ちなみに、カタカナの「ク」は、「kůň」(意味は馬)という単語を使っています。
『絵で覚えるひらがな Obrázková HIRAGANA』 100kč
『絵で覚えるカタカナ Obrázková KATAKANA』 100kč
日本では市販されていませんが、チェコの以下の機関に在庫があります。
チェコ日本友好協会 office@japan.cz
日本センター・ブルノ info@japancenter.cz