海外支部メンバーから

こちらのページでは、チェコ日本語教師会のチェコ国外在住メンバーからの記事を載せています。

楽しい小学校での活動 

チェコ日本語教師会 東京支部 石原 勝年

 私は2007年の9月から2008年の7月まで、チェコ日本友好協会で教えていました。チェコ日のスタッフの仕事も手伝っていましたので、チェコ日で教えていた先生がたにも、色々お世話になりました。

 日本に帰国後は、渡チェコ前の千駄ヶ谷日本語教育研究所で再び指導に当たり、昨年(2012年)9月の退職後は、小学校の放課後活動を支援するNPOで、コーディネータとして活動しています。子どもの教育に関わってみたいと思ったからです。

 NPO(「放課後NPOアフタースクール」)での私の役割は、普段は各分野の専門家と学校をつなぐ黒子役なのですが、たまに放課後の教壇に立つこともあり、今年6月には、「言葉の力を知る」をテーマに、2回シリーズで授業(というより活動)を行いました。17人の子どもを前に、最初は緊張をしましたが、子どもたちの屈託のない反応に引き込まれ、心躍る楽しい時間になりました。その1回目、「紙芝居で言葉の力を感じよう」の模様は↓で。

 http://npoafterschool.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/post-b1fa.html

 子どもたちに接して思ったのは、「教えてはいけない。課題を投げかけ、後は子ども自身が考え、発言するのを待つこと」の大切さ。先生は子どもよりも、知識も経験も豊富ですから、ついつい教えしまいがちです。それが生徒の学びたいことにジャスト・フィットしていれば問題はないのですが、ちょっとそれると、もう学習は成り立ちません。

 日本語教師だって同じですよね。日本語の能力は、生徒の誰よりも遥かに優れていますから、私はついつい「教えよう」としましたが、それはダメですね。よく「引き出す」ことが大切だと言われますが、それよりも、生徒自身が、与えられた課題に対し「考えたくなる、言いたくなる、聞きたくなる、書きたくなる状況」を作り出すことが重要なのではないでしょうか。

 そして、そのためには、生徒と「向き合う」のではなく、生徒に「寄り添う」ことがいかに大切か、今さらながら痛感しています。

 10月10日には、「おもしろ日本語クイズ」のタイトルで、オノマトペを素材に、日本語の豊かさを楽しく学ぶ活動を、横浜市内の小学校で行う予定です。文科省の支援事業なので、少し緊張して準備を進めています。

海外支部メンバーから」への3件のフィードバック

  1. 石原さん、お元気で活躍されている様子、うれしいです。「おもしろ日本語クイズ」のことも是非知らせてください。チェコ人もオノマトペは苦手です。(山田)

  2. 全くおっしゃるとおりだと思います。ともすると、教師と生徒という立場の違いから、どうしても「上から目線」に生徒に接しがちです。むしろはるかに年齢が離れた子どもたちと接すると、「上から目線」がなくなり、より自然に接することができると思います。まあこのあたりは、日本語教育ではなくて幼児教育の専門の人に聞くと、さらにわかりやすいと思います。

  3. 山田さん、平山さん、ここに掲載されたことを知らず、書いていただいたコメントも、今初めて読みました。
    「おもしろ日本語クイズ」も近日中にご紹介できると思います。
    平山さんが書かれた「上から目線」、その通りです。生徒の立場に立つと、簡単に言いますが、「学ぶ」本質を知れば知るほど、そんなに簡単ではないことが分かります。
    教育の奥は深く、勉強は一生続きます。それはまた楽しいことでもあります。

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